内科

糖尿病

診療科概要

概要

当院では糖尿病・内分泌疾患を毎月第2,4月曜日 13:00から15:00まで専門医(非常勤医師)による診察を行っています。
当院で実施できない高度な医療設備による検査が必要な方には病診連携を通じて専門医療機関との連携が可能です。

診察内容

糖尿病

近年糖尿病患者様が増えてきています。
当院ではHbA1c・血糖値・尿検査・末消血液検査(白血球・赤血球・血小板など)などの数値が当日わかるよう検査機器をそろえています。次回来院まで検査結果を待つことなく数値がわかりますので、なぜ数値が変化するのかを考えるきっかけになります。当院ではHbA1cの結果を数分でお渡しすることが可能です。糖尿病は慢性疾患ですが、進行性であるため定期的な病態評価が大変重要です。

甲状腺

甲状腺の疾患は非常に有病率が高い一方、症状がわかりにくい疾患です。当院では問診、甲状腺の触診、採血検査、超音波検査を駆使しながら甲状腺疾患(バセドウ病や橋本病、甲状腺腫瘍など)の診断や除外を行います。必要な方には内服治療を開始します。

適切な診療を行うのみでなく、病気による負担やストレスを出来るだけ軽減できることを目指します。飲み薬や注射を続けることの負担、生活に制限がかかってしまう負担など様様ですが、これらの負担を感じていらっしゃる方には一人ひとりの方の希望に沿い出来るだけ軽減できるような方法を提案いたします。

主な疾患

  • 1型糖尿病
  • 2型糖尿病
  • 甲状腺機能低下症
  • 橋本病(慢性甲状腺炎)
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

糖尿病は3大合併症と言われる糖尿病腎症、網膜症、神経障害のほか、心筋梗塞、脳梗塞など引き起こす病気です。頸動脈エコー検査や血圧脈波検査(ABI/PWV)を用いて動脈硬化を客観的に評価することのできる検査も行っています。
最近20年で多くの糖尿病薬が登場し、その治療も年々進歩してきています。当院では、1日の血糖パターンを2週間測定できる「リブレ」という血糖測定器を取り入れています。腕に500円玉程の大きさの装置を付けて2週間生活することで、食後の血糖値の上り方や、寝ている間の血糖値の動きなど、血糖値の繊細なパターンがわかります。それにより最適な治療法が選べます。またインスリンポンプ療法も行っています。(携帯用のポンプにインスリンを詰めて皮下に刺されたカニューレという細いチューブからインスリンを注入します。ポンプはプログラムに応じてインスリンを注入するため、朝方に上がりやすいなど時間帯によってインスリンの必要量が異なる患者さんの血糖コントロールに有用です。また、食事の際や高血糖の際に追加でインスリンを注入するのもボタン操作のみですので針を刺す回数が減り、細やかな血糖コントロールがしやすくなります。)GLP-1製剤などの注射による治療やその他の糖尿病に関するすべての内服薬を駆使して治療にあたります。糖尿病教育指導、自己注射指導、自己血糖測定指導など患者さん自身での積極的な治療を援助する体制をとっています。

患者様の自己管理が最も大切です。当院では専門知識をもったスタッフでチーム医療を行っています。日本糖尿病学会専門医の指示のもと、糖尿病認定看護師が患者様の生活習慣合わせた分かりやすい説明をしています。また、管理栄養士が「何をどれだけ食べたらよいか」を具体的に示し、継続して行える食事療療法を指導しています。
生活を見直し血糖値を改善、コントロールするためには患者さんを中心として医師、看護師、栄養士、検査技師などが加わったチーム医療が不可欠です。地域の皆様に貢献するため、全スタッフが協力して診療にあたります。
糖尿病に関してお困りのことがあれば、遠慮なく相談してください。

糖尿病治療の最終目標

また、受診当日のお体の状態にあわせて、お薬や治療方法を選ぶことができます。
糖尿病の治療については、患者さんの状態や血糖値の推移をしっかり把握して、薬剤や注射の選択、食事療法や運動療法など、患者さんお一人おひとりに適した治療法を提案しています。
患者さんは基本的に無症状ですので、めんどくさいと思われがちですが、時々刻々と変化していく病態に合わせて、治療を変更・調節することは、良好な血糖値を維持するため極めて重要なのです。
当院には認定専門医と糖尿病療養指導士、管理栄養士がいます。

当院における取組について

糖尿病の発症には生活習慣の乱れ、仕事や家庭環境さらに種々のストレスなどを考慮し患者さんと十分なコミュニケーションを図り、個々の患者さんに応じた最良な治療を心がけています。

糖尿病内服薬・インスリン治療・インクレチン治療・1型糖尿病・コントロールの難しい糖尿病・計血糖・複雑な糖尿病合併症など幅広く診察し、専門医からみた適切な治療法について相談します。糖尿病療養指導士や管理栄養士とのご相談も可能です。また糖尿病教室を行い専門情報を発信します。

  • 糖尿病では血糖値が高くなることで様々な合併症が起こります。
  • HbA1cが血糖値の平均を表す値であり、HbA1c6.5%以上が糖尿病の診断基準の一つの項目になります。
  • 合併症の進行を予防するために、HbA1を7%未満にすることが目標になりますが、年齢、治療内容などにより目標が変わります。
  • 新しい薬も出てきており、治療の選択肢が増えてきています。
  • 専門医としてそれぞれの方に最適と思われる治療法を提案します。

私たちは一人ひとりの生活習慣をお伺いしたうえで適切な治療を選択し、実行可能な具体的なアドバイスをすることを心がけています。

当日の検査結果に基づき地領を行います。
糖尿病をはじめとした生活習慣病は食事や運動など日常生活そのものが治療の場になります。

受診について

診療時間
9:00 - 11:30
午後 午後の診療時間は外来担当医表でご確認ください
17:30 - 19:30 - - - -

休診日:日曜日、祝日